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サイト上位表示のための検索エンジン仕組みの理解

SEOは日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。対象のサイトが検索エンジンの検索結果で上位掲載されるために対策を行うわけであり、SEOは検索エンジンの仕組みを基準に存在しています。その仕組みを知ることにより、SEO施策1つ1つの中身が理解しやすくなります。

検索エンジンの種類

「検索エンジン」という部類に含めることのできるシステムは、実は相当数存在します。この言葉を聞くとまずはGoogleなどの一般的なウェブ検索エンジンを頭に思い浮かべるのですが、現在ではこういった一般的なウェブ検索エンジン以外にも、画像に特化した検索エンジンや音楽に特化した検索エンジン、ファイル検索エンジンなど種類が多様化しています。

しかしながら、SEOという観点で検索エンジンを語る時、多くの場合は一般的なウェブ検索エンジンのことを指します。本サイトでも、この意味で使用しています。
日本において、一般的なウェブ検索エンジンの中で主に利用されているものは以下の3つです。

・Google
・Yahoo! JAPAN
・Bing

本記事を読まれている方も、この中で最低1つは使ったことがあるかと思います。

これらの検索エンジンは、GoogleはGoogle、Yahoo! JAPANはヤフー株式会社、BingはMicrosoftによって運営されている、それぞれ独立した検索エンジンです。その一方で、GoogleとYahoo! JAPANの検索結果は似通ったものになっています。その理由は、Yahoo! JAPANがGoogleのサーバーを利用しているためです。
一般的に日本の検索エンジン市場では、GoogleとYahoo! JAPANが相当に大きな割合をしめていると言われます。よってSEOに関しても主にこの2つの検索エンジンへの対策、特にGoogleへの対策が重要視されることが多いです。

検索結果の表示

それでは、SEOで最も重要である、検索エンジンの検索結果が表示される仕組みについてお話します。

クローラーがサイト(ページ)情報を収集

検索エンジンはウェブ上に無数にあるサイト内のページを1つ1つ確認して、それらを検索結果に表示させます。そのウェブサイト確認はどのように行われるのでしょうか?
数えきれないほどあり、今も増え続けているウェブサイトを、人が手動で確認したのでは時間がどれだけあっても追いつきません。検索エンジンは人の代わりに、「クローラー」と呼ばれる巡回ロボットを使って自動でサイトを確認します。
クローラーが確認するサイトの範囲は、個人で運営している小さなサイトから、世界的な企業が運営している大きなサイトにまで至ります。これらのサイトに含まれるページを1ページずつ確認して、検索結果に掲載するために情報を保存します。その情報保存の仕組みを「キャッシュ」と呼びます。

サイト(ページ)情報を分析し、データベース化

クローラーが収集したページは、内容を分析されます。ページの内容やキーワード、リンク元やリンク先などがその分析基準となります。この分析がページの評価につながり、その評価ごとにデータベース化が行われます。このデータベース化は「インデックス」と呼ばれます。

ユーザーにより入力されたキーワードで検索結果を表示

こうしてインデックスされたページはすでに検索エンジンの掲載候補として格納されています。ユーザーがあるキーワードを入力すると、検索エンジンの分析・評価結果を元にそのキーワードに合ったページを探し出して、ユーザーの目的に近いものから順に結果として表示します。

ユーザーにより入力されたキーワードで検索結果を表示

こうしてインデックスされたページはすでに検索エンジンの掲載候補として格納されています。ユーザーがあるキーワードを入力すると、検索エンジンの分析・評価結果を元にそのキーワードに合ったページを探し出して、ユーザーの目的に近いものから順に結果として表示します。

検索エンジンの仕組み

全てはインデックスされてから

このように、ウェブサイトは検索エンジンのクローラーに発見され、情報が保存され、分析・評価され、そしてインデックスされて初めて検索結果に掲載されるのです。これは、インデックスの段階まで到達しないサイトは、せっかく作っても検索結果に表示されないことを意味します。
本記事ではインデックスされるための具体的な方法は説明いたしませんが、例としては、更新頻度を上げたり、サイトマップを作ったりといった方法があります。

ウェブサイトは作った後が肝心

大事なことは、ウェブサイトは作って終わりではないということを理解することです。作った後に検索エンジンによって行われる処理があることを頭に止めて置き、サイトを制作した後は、検索エンジンにインデックスされて検索結果に表示されているかどうかを確認しましょう。これが、SEOを行う第一歩となります。

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