サーチマーケティングマスター > SEO成功のための基礎知識 > SEO対策概要 > SEO外部対策の基本:外部サイトからリンクを獲得

SEO外部対策の基本:外部サイトからリンクを獲得

SEOには「内部対策」と「外部対策」が存在します。これらは大きく、ウェブサイトの内部に依存するのか外部に依存するのかで分けられます。この記事では、この2つのうち「外部対策」とは何か、そこに含まれる施策にはどのようなものがあるのかを説明いたします。

外部対策とは

外部対策は、ウェブサイトの外部に依存するSEO対策です。サイト内部のページ同士で相互リンクを貼ったり、ページのソースコードを修正したりする「内部対策」がある一方で、外部のサイトからリンクを集めることを主な施策とするのが外部対策です。

外部対策はリンク集め

以前は外部対策=SEOだった

外部対策は、今日のように内部対策が注目される前からSEO対策の基本として存在し、SEOといえば外部対策という状況でした。検索エンジンからの評価において、外部からリンクをされていることが最も重要な指標だったのです。

そのような状況ですので、サイトの運営者は我先にとリンクを集めました。皆がリンクを集め始めると、当然少しの外部リンクを集めただけでは他のサイトに勝てなくなります。そのような流れの中で「自動相互リンクツール」など、楽してリンクを集める手段が登場したり、コンテンツに関係ない外部サイトからリンクさせたりと、ユーザーを無視したサイトが横行するようになります。

こうして「外部リンクの多いサイト=検索上位に掲載すべき良いサイト」という方程式が成り立たなくなったため、検索エンジン運営側は外部リンクの重要度を下げ、代わりにユーザーのためになる内部対策を施したサイトを評価するようになりました。

外部対策はまだ有効か

それでは、外部対策はもう必要ないのでしょうか。
答えは「否」です。外部リンクは未だに重要な評価基準なのです。外部からリンクを受けているサイトは需要が多く価値があるという考えは、未だに存在します。

問題は、「リンクの質」です。検索エンジンは、明らかにリンク集め先行のサイトかそうでないかを判断するようになっています。関連性が高いサイトからのリンクなど、質の高いリンクを持っているサイトは、価値のあるサイトとみなされるのです。

外部対策の強み

施策の実行が容易

外部対策では、平たく言えばリンクを集めることが基本施策です。リンクの集め方や、質の良い関連サイトからのリンクを集める方法には工夫が必要なこともありますが、「リンクを集める」という行為自体は難しいことではありません。内部施策のようにタグの知識などを必要としないので、すぐに施策に取り掛かることができます。

施策のノウハウがたくさんある

上で述べた通り、外部対策はSEOの基本として内部対策よりも長く、そして数多く行われてきたという歴史を持っています。ということはそれだけ様々な方法が試されてきたということであり、ノウハウが蓄積されているということです。よって、施策がうまくいかないときに自分で試行錯誤せずとも、そのノウハウを利用することができます。

外部対策の注意点 – ペナルティ

外部対策は初心者でもなじみやすく、施策も実行しやすいので、つい執着してしまいがちです。リンクを集められれば手段は問わない気持ちになり、いつの間にかサイトやユーザーのことを忘れて対策に走ってしまうかもしれません。
これこそ外部対策をする上で最も避けなければいけない状況です。なぜなら、検索エンジンには「ペナルティ」があるからです。詳しくは別の記事で説明しますが、あまりに上位掲載狙いばかりしているサイトは検索エンジンからペナルティを課されてしまい、検索結果から外されてしまうことがあるのです。

外部対策の施策

すでにお分かりの通り、外部対策とはすなわち「外部リンク(被リンク)」対策のことです。つまり施策の根本はリンク集めです。外部リンクの具体的な集め方に関しては、別の記事でお話します。

外部対策と内部対策を併用しましょう

外部対策は上手に施せば大変有効な対策です。外部対策なくして、上位掲載を狙うのは難しいでしょう。その一方で、外部対策は内部対策に比べ、サイトそのものの質やユーザビリティの向上はあまり望めない施策です。ユーザビリティというのは使いやすさを意味しており、ユーザーにとってそのWebページが見やすく、巡回しやすいのかということを指します。よって、検索エンジンがこれらを評価の基準としている今日、外部対策のみで上位掲載をするのもまた難しいといえます。
したがって、外部対策をある程度行ったら内部対策を行うことも考えましょう。内部対策でサイトの質やユーザビリティが改善し、かつ外部からのリンクも多いサイトとなれば、本当の意味での「良質なウェブサイト」となり、自然と検索エンジンからの評価も上がるはずです。

更新情報