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SEO内部対策の基本:ソースコードや内部リンク等

実際にSEO対策を行う際、数ある施策の選択肢の中から順番にしていくことが多いです。1つ1つの施策にそれぞれの役割や効果があるのですが、一般的に基本的な施策は大きく「内部対策」と呼ばれるものと「外部対策」と呼ばれるものに分けられます。

この記事ではこれら2分類のうち、「内部対策」とはどのようなものかを説明します。

内部対策とは

内部対策は、文字通りサイト(ページ)の内部で施策を行うSEO対策です。検索結果で上位表示させたいページそのものを修正することで改善を狙う方法です。これは、ページ外部に依存する「外部対策」との対比として存在します。

内部対策の台頭

今までのSEOでは外部対策が主流でした。外部からリンクを集める「外部リンク(被リンク)」対策はその最たるもので、多くのサイト運営者が様々な手を使ってリンクを集めていました。

しかし、インターネットが一般に普及したことで誰でもウェブサイトを持てるようになり、また検索エンジンの需要が一部の検索エンジンに集中している現在、状況は大きく変化しています。主要検索エンジンが、今まで誰しもやっていた外部対策で実現されるサイト構成を以前より重要視しない方針を打ち出し、サイトの評価基準を大きく変えてきているのです。

代わりに重要視されるようになってきたのが、内部対策で実現されるサイト構成です。今までとにかくリンクを集めることに終始してサイト自体の改善を二の次にしていた運営者にとって、大きく方向転換が必要な時代が来ているのです。

内部対策の必要性

内部対策の強み

内部対策が持つ大きな強みには、以下の2つが挙げられます。

外部対策と比較して、検索エンジンのアルゴリズム(計算法)の影響を受けにくい

内部対策はコンテンツそのものの質を上げる施策のため、ただ外部リンクのみに頼る傾向にある外部対策よりも、検索エンジンのアルゴリズムの変化に左右されにくいという特徴を持ちます。アルゴリズムというのは、少々複雑に聞こえる単語かもしれませんが、簡単にいうとGoogle等の検索エンジンが検索結果を出す際に、Webページのランキング付けをするために使う計算方法のことです。現在、検索エンジンのアルゴリズムは突然変わることがあり掲載順位急落の可能性があるので、それに強い内部対策は長期的に見て有効な対策です。

内部対策をすることは良質なサイトを作ることにつながり、良質なサイトには自然とリンクが集まる

内部対策によりコンテンツの質が上がったサイトは、検索エンジンだけでなく、当然ユーザーにとっても望ましいサイトということになります。自分が期待するコンテンツを見て満足したユーザーは、どこかでこのサイトを紹介したくなるかもしれません。また、自身の運営するサイトと相互リンクをしたいと思うかもしれません。
こうなれば、わざわざ外部リンクを集めるために躍起にならなくても、自然にリンク数が集まることになります。内部対策をすることで、外部対策も同時にできてしまうということです。

施策の種類

それでは、実際に内部対策における施策にはどんなものがあるのでしょうか。以下は、内部対策の中でも基本的かつ重要な施策の例です。それぞれの施策の細かい説明は別の記事に記載されています。

ソースコードの修正

サイト内の各ページのソースを見直して、修正する施策です。ソースコードには正しい書き方(文法)が存在するので、それに沿って書かれているかを確認し、書かれていない場合は修正します。また、タグの使い方にも正しい使い方があるので、おかしな位置にタグが設置されている場合は修正します。

コンテンツの修正

コンテンツを修正して改善します。見る部分でまず重要なのは、そのページが狙っているキーワードを抑えたコンテンツ内容になっているかということです。キーワードと関係ないコンテンツ内容になっている場合は修正します。書くときにただキーワードを含めたコンテンツにすれば良いかというと、そうではありません。そのキーワードで検索した人の目的を達成できるような役にたつ情報が含まれていることが必須です。

文章の量も見直します。やたら多ければ良いわけではありませんが、キーワードを抑えた正しい文章になっているならば、分量が少な過ぎるよりは多すぎるぐらいの方が良いでしょう。

さらに、コンテンツの独自性も再確認します。ウェブに存在するほかのサイトと同じような内容で書かれていると、検索エンジンから適切な評価を受けられない可能性があります。

コンテンツは訪問ユーザーが直接見るものなので、検索エンジンばかり気にして、例えばキーワードがやたらに入った不自然な文章を作ってしまっては、サイトに入ってきた訪問者を逃がしてしまうことになります。コンテンツの修正は、簡単な技術論だけでは語れない施策です。

内部リンク

内部対策にもリンク施策は存在します。リンクを貼る・貼られるページは、外部施策の場合と同様に、関連性のあるページを選びます。例えばブログサイトで、「関連記事」という表示を目にしますが、それが内部リンク施策です。最初からページや記事がカテゴリ分けされているサイトでは、内部リンク対策がしやすいです。

xmlサイトマップの設置

xmlサイトマップとは、検索エンジンのサイトマップ、すなわちサイトの地図のことです。検索エンジンの巡回ロボット(クローラー)がサイト内ページを巡回しやすくするために作成し、適切に評価してもらいます。

URLの正規化

同じ内容のぺージが別のURLでいくつも存在すると、検索エンジンからの評価が低くなることがあります。よって、それらのURLを1つに統一することが必要です。

内部対策は継続して取り組み続けましょう

内部対策はサイトの中身や構造そのものを変えるので、費用や時間の面で中々やりづらい面もあるかもしれません。しかし、その対策によって検索順位が上がり訪問者が増える可能性があるのですから、できる限り行うべきです。ウェブサイトは作って終わりではなく、更新し続けることではじめて結果を出すことができます。

また、ウェブサイトは訪問されてこそ価値があることを考えると、訪問されないウェブサイトをただそのままにして維持する方が機会損失につながっている可能性があります。長期的な視点で考えて継続的に改善をし続けることが大切です。

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