効果的なSEOのためには、「コンテンツ」が不可欠だと言っても過言ではないでしょう。コンテンツは簡単にいえば、ページに書かれている内容のことです。訪問者にはそれぞれの違う目的があり、知りたい情報も人それぞれですから、サイトに期待することも1つではありません。
そのためサイトには、訪問者の目的を的確に把握し、それにふさわしいコンテンツを提供して訪問者を満足させることが求められます。ポイントは、訪問者に「このコンテンツは本当に役に立つ」と思わせるコンテンツを用意することです。
陥りがちな失敗
ところが、訪問者が知りたい情報ではなく、自分が知りたい情報をコンテンツとして用意し、自己満足してしまうケースがあります。この場合、コンテンツと訪問者の目的の間にミスマッチが起きてしまい、訪問者が知りたい情報を手に入れられない状況に陥ってしまいます。
また、コンテンツの質を高めるよりもコンテンツの量を増やすことに終始してしまった結果、検索順位が低くなってしまうという最悪のケースも存在します。せっかく貴重な時間をかけてコンテンツを作成したのにこういった過ちを繰り返してしまい、検索順位が上がらなくなるのは非常に残念なことです。
この記事では、そんな残念な結果にならないため、「SEOの効果を高めるコンテンツ」を作るために必要なことをいくつかまとめてみます。
SEOの効果を高めるコンテンツ
訪問者の立場で考える
訪問者はそれぞれの目的を持って検索を行います。そのため、コンテンツ制作者は自分の立場ではなく、そのコンテンツを読む訪問者の目的を考えて内容を考える必要があります。お店でいえば、お客さんが何を求めているのかを考えて商品を提供するということです。訪問者の目的はキーワードで考えるようにし、訪問者がどんなキーワードで検索してくるか、また逆にどんなキーワードで検索するユーザーにサイトを訪問してほしいかを考えてコンテンツを作ります。(参考:検索されるキーワードを考えてサイトSEO対策を行う)
独自性のある詳細ページをつくる
「良いコンテンツ」の基準の1つは、いかに独自性のあるコンテンツかということです。詳細ページ作成して、訪問者に公開される情報を独自性のあるものにします。独自性のあるコンテンツはGoogleアルゴリズム上でも高く評価される傾向にあります。詳細ページのSEO対策は内部リンクなどの施策に終始しがちですが、独自性がある情報を掲載することも、検索順位を上げる可能性を高めます。
OEMコンテンツの活用
他のサイトを参考にしてコンテンツを用意することはよく行われます。しかし、あまりに似すぎたコンテンツを掲載すると、検索エンジンにはこのページは他ページを真似している重複コンテンツと判断され、評価を下げられてしまいます。そのリスクを避けるためには、自分で1から考えてコンテンツを作成することが最善の方法と考えられます。
一方で、他のサイトを参考にすることで質の高いコンテンツを作ることができる場合もあります。このようなコンテンツを「OEMコンテンツ」といいます。OEMコンテンツを活用すれば、コンテンツを1から作成するよりも時間を削減できることに加え、参考にしたコンテンツと同じぐらいの質のコンテンツを作ることも可能です。このような利点があることから、コンテンツ作成の初心者には大変有効な手段ともいえます。
ただし、上で述べた「重複コンテンツ」の危険性は付きまといますし、初心者であれば何も考えずに重複コンテンツを作ってしまう可能性は高いでしょう。
そこで、重複コンテンツとして判断されないように「Canonicalタグ」をつかう方法があります。Canonicalタグとは代表のコンテンツを検索エンジンに伝えるタグのことです。例えば、1つの商品を紹介するため3つのページがあるとすると他の2つのページは重複ページとして認識されてしまいます。しかしCanonicalタグをつかうことで3つのページは一つのページとして認識され重複を避けることができます。
興味深いコンテンツを用意し、ソーシャルメディアを活用してPRする
訪問者の興味を惹くコンテンツを作ることは基本ですが、せっかく作ってもまず読まれないと意味がありません。たくさんの人に読んでもらうために、ソーシャルメディアの活用をしましょう。今日ソーシャルメディアは人々の日常の中に溶け込んでおり、タイムラインにはどんどん新しい情報が流れ込んでいます。例えばTwritterやFacebookなどはコンテンツのPRにはうってつけのツールです。
ソーシャルメディアを使ったPRの際の注意点は、PRするターゲットとコンテンツが関連していることを意識することです。最初にコンテンツを読んでもらいたいターゲットを考えてからコンテンツ作成を始めると良いでしょう(ニュース・メディアサイトのSEO)。
まとめ
良いコンテンツを作るためには、訪問者が知りたい情報を考え、同時に独自性のある内容のコンテンツになるように意識することが大切です。 また、OEMコンテンツの活用も検討し、活用する際は重複コンテンツにならないようにCanonicalタグを用いることを忘れないようにします。
コンテンツの質が高まれば自然とサイトへのリンクも集まります。慣れないうちはコンテンツ作成が大変で嫌になってしまうかもしれませんが、上手くすればSEOの効果を何倍にも高めることを考えれば、真剣に取り組む価値はあります。
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- 編集部
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